Being

インタビュー

インタビューvol.20 松田雄馬さん「自分だけの「物語」をつくる」

ひと言で言うと、私の研究は、「ものを見る」という研究です。ここにコップがあるときに、機械に「コップだ」と言わせたいけれど、これが非常に難しい。なぜなら、機械は、ものを認識することができないからなんです。では人間はどうやってものを認識しているのか。

インタビュー

インタビューvol.18 萩原裕作さん「森で人をつなぐ」

森のようちえんに行ったからといって、その子そのものが変わるわけではないです。本来生まれ持ったものが変わるのではなくて、その子のままなんです。シャイな子はずっとシャイ。どこかで変化するかもしれないけれど、それが森のようちえんだったからなのかは僕は何とも言えない。

インタビュー

インタビューvol.17 難波克己さん 「アドベンチャースピリットを持ち続ける」

体験学習というのは可能性教育ということだと思うし、人生をどう生きるかということを考えるのがアドベンチャーです。そしてそこには、「いま生きている」ということへの感謝も込めたい。生きているというのは、本当にすごいこと。「いまここにいること」の大切さがある。

インタビュー

インタビューvol.15 津村俊充さん「自分らしく共に生きることを探求する」

人は「変化させよう」として変化させられるものではなく、自分やグループ、チーム、組織がよりよくなりたいと思い、どうすればそうなるかを探求する結果として変化するんです。だから「変わる」とか「変わらせる」ということを目的にするのはやめましょうと私はいろいろなところで叫んでいます。

インタビュー

インタビューvol. 12 国重浩一さん「『生きる』をきく」

「詳細をきく」というとその問題がどういうものかを細かくきくというのが通常の理解です。でもそういうきき方をするとその問題はどんどん大きくなるだけなんです。でもナラティブにおいての「詳細をきく」とは、「その問題とその人の関係性」をきいていくということなんです。

エッセイ

たとえどうしようもない運命のもとに生まれたとしても

スペインから帰って、レールの世界から降りたような感覚はまだ続いていた。2週間空けていた家の床にはうっすらとホコリが積もっていた。前とは違う身体感覚。思考の仕方もどこか違うような気がした。
だが、レールの世界から降りている世の中の価値基準から解放されたような感覚は長くは続かなかった。