CONCEPT

Beingコンセプト再考(2019.4.18)

いろいろな人のキラッと光る何かを知りたくて、それまので道のりをききたくて、一年とちょっと23人の方にご協力をいただいて、インタビューを重ねてきました。

一つひとつの世界がとても、とてもおもしろく、大げさに言えば、人生って素晴らしい、生きるって面白いの連続でした。

話をきくとき、いつも心の中にあったのは、「その人の原動力はなにか」ということでした。そこを軸にその人から生まれてくる何かを感じたくて、その人の物語の中を漂っていました。

ここまで歩んできて自分の中に湧き上がるものがあります。

それは「何かにつなげたい」という欲求・気持ちです。

その気持ちをたぐり寄せてみたら、それは「アドベンチャー」でした。PAJが設立以来大切にしている「アドベンチャー」。分かっているようで、なんだかわからない、確固たる芯のようであり、そのものはよくわからない。

アドベンチャーという言葉、わくわくします。言いようのない希望感があります。「アドベンチャー」がもっと市民権を得たら、世界・社会はもっと面白くなりそうです。

PAJができて25年、母体ができて45年。私たちはずっとアドベンチャーと共にいました。

この言葉が持つちからがもっともっと身近なものになってほしい、そんなところからBeingは再出発します。

PAJの周りにいるアドベンチャーしている人、アドベンチャーな人、周りにあるアドベンチャーを掘り起こしていきます。

青い鳥を探していたけれど、ぐるっと探してもどってきたら、それは家の中にいた、そんな感覚。

今まではいろいろな分野の方のお話を伺うことをを目指し、なるべく分野が重ならないようにしてきましたが、どっぷり「アドベンチャー」に浸ります。

浸って浸って、しみてしみて、手の指も足の指もしわくちゃになるほど浸ってみたら、ぽんと「アドベンチャーとはなんぞや」ということが見えてくるかもしれません。見えてこないかもしれません。

そんな未知の世界に出会うために「アドベンチャー」を探る旅を始めます。

プロジェクトアドベンチャージャパン
寺中 有希(2019.4.18)

Bingはじまりのコンセプト(2017.11.12)

ひと言で「自分らしさ」と言っても、
それがいったい何なのか。
「みんなそれぞれ」「多様性」という言葉も、
よい言葉のようで、でもなんとなく実態がつかみにくい・・。

自分の「あり方」を考えるとき、自分を取り囲む環境を切り離しては考えられません。人は人と、そして社会とつながっています。つながっている人たちと、社会と自分はどんな風に交わるのでしょう。

あちらこちらで、いろいろな目的や方法で、さまざまな出来事がチカチカと生まれています。そんな灯りの中で、どんな風に人生を紡いでいるのか、ふと立ち止まって近づいてみたい、わくわくしてみたい、そこからぐっと感じてみたい、考えてみたい・・。

その時々に確信できることはあっても、確固たる「あり方」はきっとない。それは不変のものではなく、常に探していたり、悩んでいたり、やっぱり違うと方向転換してみたりするもの。だからこそ、誰かの物語に出会える場をつくってみたいと思って、このメディアをつくりました。みんな、それぞれの場所で暮らしている。一人ひとりのやっていることや生き方が少しずつつながって、何かが生まれている。そんな営みと出会いながら、このメディアも、関わる私たちも「Beingーあり方」を見つめ、育てていきます。

なぜ、いま私たちが「Beingーあり方を探求するメディア」をつくりたかったのか。
それは、この社会がよりよくなっていくために、いま問われていることは「一人ひとりのあり方」だと思うからです。
「みんなそれぞれのあり方があること」と、「それぞれだけど、みんなが大きなものの一部であること」は互いに重なっています。その重なりが幾重にも層となって、一人ひとりにとって居心地よくいられる社会になるといいなと思っています。

このメディアがどんな風に舵をとっていくのか、まだよく見えていません。一つひとつのインタビューやエッセイとの出会いを大切にしながら、私たちの「Beingーあり方」を探していきます。

プロジェクトアドベンチャージャパン
寺中 有希(2017.11.12)